音楽の友
2020年5月号 [People]
取材・文 小倉多美子
昨年14歳でデビュー 社会性も備えた大器
次代を担うチェリストとして今注目を集めているのが、昨年10月、沼尻竜典(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団 × サントリーホールの「とっておきアフタヌーン」に14歳でデ ビューした鳥羽咲音だ。同シリーズ昨ンーズンのテーマは「マエストロと新星が紡ぐストーリー」。服部百音 (vn)、藤田良央(p)と並びニュー・スターとしてフィーチャーされ、難曲チャイコフスキー<ロココ風の主題による変奏曲>を、朗々とした美音と細部までさえわたる技巧で好演し、文字通り新星として話題を集めた・・・
とっておきアフタヌーン 2019-20シーズン Vol.11
日本フィル&サントリーホール
メッセージ 鳥羽咲音さんの大ホールデビューにあたり
今回、鳥羽咲音がサントリーホールでのデビューをすることになり、わたしもとてもうれしく、また気持ちの高まりを覚えています。彼女はまだ幼いころからとても素晴らしい感性を持っていて、その様子から将来の成長がとても楽しみな一人でした。時が経つにつれ、めきめきとカをつけて驚くほど成長し、コンクール等でも素晴らしい成績をおさめるようになりました・・・